2008年06月17日(火) 11時48分
<岩手・宮城地震>校庭に元気な児童たちの声…授業再開(毎日新聞)
岩手・宮城内陸地震で被害が集中し、臨時休校となっていたほとんどの学校で17日朝、授業が再開された。
【関連記事特集】岩手・宮城内陸地震
宮城県栗原市の市立栗駒小(早坂敏校長、児童数60人)では、13日の金曜日以来、4日ぶりに児童たちが元気いっぱい校庭を走り回った。
学校によると、被害は教室のテレビ5台が倒れた程度で校舎の損壊はなく、けがをした児童もいないという。ただ、余震の不安などから落ち着かない児童もおり、1時間目の学級活動で、担当教諭が家族や地震の時の様子などを児童に聞いた。
5年の菅原大成君(10)は、6年の姉杏奈さん(12)らと登校。「地震が来るとブルッとくるけど、みんなの顔を見て元気が出てきた」。1年の小岩雅(みやび)ちゃん(6)は「休み時間に鬼ごっこするの」と元気に笑った。
住民38人が避難所として利用している岩手県一関市立本寺小(小澤清治校長)では、全校児童46人がそろった。うち7人は学校内に避難している被災者。校舎の玄関口では「無事だった?」と男子児童が抱き合って喜ぶ姿も見られた。
2階の図書室で開かれた全校朝礼で小澤校長は「みんなの顔を見ることができて涙が出てくるほどうれしい」と話した。【坂本太郎、細田元彰】
【関連ニュース】
【関連写真特集】岩手・宮城内陸地震 被災地の様子
【関連動画】岩手・宮城内陸地震 被害の現状
岩手・宮城地震:「せき止め湖」3カ所で緊急工事
岩手・宮城地震:早朝から捜索活動が再開 宮城・栗原
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000044-mai-soci