2008年06月16日(月) 11時29分
犯行は約2分間 現場再現し詳しく検証へ 秋葉原事件(産経新聞)
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)=殺人未遂の現行犯で逮捕=が、交差点にトラックで突入してから、警察官に取り押さえられるまで約2分間の犯行だったことが16日、警視庁万世橋署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、現場周辺の防犯カメラの解析を進めるほか、現場以外の場所に現場を再現し、加藤容疑者を立ち会わせて事件の状況を詳しく検証する。
調べでは、加藤容疑者は8日午後0時半すぎ、2トントラックを運転し交差点にノーブレーキで突入、歩行者5人をはねた。約70メートル先でトラックを乗り捨てた後、交差点方向に戻りながら殺傷能力の高いダガーナイフで12人を次々に刺し、計7人を死亡させた。
近くの交番にいた男性巡査部長(41)が加藤容疑者を追跡、警棒で応戦しながら路地に追いつめ、ほかの警察官2人と取り押さえた。カメラの記録などから一連の犯行がわずか2分間だったことが判明。加藤容疑者は「何人かをはね、警察官を刺したところまでは覚えているが、その後は頭の中が真っ白でよく覚えていない」と供述している。
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