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2008年06月16日(月) 10時31分

発生から逮捕まで2分間=負傷警官、起きて追跡試みる−秋葉原殺傷で警視庁時事通信

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大容疑者(25)がトラックで歩行者をはね、通行人を刺して警察官に現行犯逮捕されるまでは約2分間だったことが16日、警視庁万世橋署捜査本部の調べで分かった。
 捜査本部は極めて短時間だったため、通行人が無防備で被害に遭ったとみて、現場以外の場所で同容疑者を立ち会わせて当時の状況を検証する。
 調べによると、同容疑者は8日午後零時半ごろ、秋葉原駅近くの交差点でトラックに乗り突入。歩行者5人をはね、約70メートル走行後に降車した。その後、交差点付近などでナイフで次々と通行人らを刺した。
 同署交通課警部補(53)も救護中、背後から刺されたが、起き上がって同容疑者を追い掛けようとしたり、追跡を指示したりした様子があるという。
 その後、同署巡査部長(41)が同容疑者を追跡。路地で追い詰め、計3人で取り押さえた。 

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