2008年06月14日(土) 14時01分
後期高齢者医療制度:高齢者ら廃止訴え 甲府駅で街頭演説 /山梨(毎日新聞)
後期高齢者医療制度の廃止を訴え、県内の医療・福祉施設でつくる「県民主医療機関連合会」などは13日昼、JR甲府駅付近で街頭活動を行った。75歳以上の高齢者4人が演説し、「保険料の天引きは、懐に手を入れて金を取っていく泥棒」などと主張した。一方、「老後の糧である年金からの保険料天引きは憲法に反する」などとして、県内在住の高齢者6人が県後期高齢者医療審査会に不服審査を申し立てた。
街頭活動では、同会の会員ら約40人がビラ約300枚を配布。高齢者は「なぜ75歳以上で線引きしたのか」「うば捨て山と同じ制度だ」と、昼休み中の会社員などに訴えた。
演説した甲府市元紺屋町、無職、石丸あきじさん(83)は「高齢者は戦争前後も含め、ずっと一生懸命働いてきた。子育ても行い、お金がない人も多い。高齢者が負担を負わずに医療を受けられるようにしてほしい」と話した。【小林悠太】
6月14日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000071-mailo-l19