日中韓3カ国の外相が14日午後、都内の飯倉公館で会談し、6カ国協議を通じた北朝鮮の非核化と日朝、南北関係の前進に向け連携を強化していくことを確認した。
日中韓首脳会談を9月をめどに日本で開催することで一致。中国の四川大地震と岩手・宮城内陸地震を踏まえ、大型災害発生時の相互援助など防災分野での具体的協力策を3国間で検討することを決めた。
会談には高村正彦外相、中国の楊潔☆外相、韓国の柳明桓外交通商相が出席。高村氏が議長を務めた。
中韓両国が出席する7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の拡大会合で議題となる地球温暖化対策に関しては、途上国に配慮した「共通だが差異のある責任」原則に基づき、温室効果ガス削減に向けた2013年以降の新たな国際枠組みづくりに協力することで一致。アフリカ開発支援に関する3国の政策協議を今秋開くことも決めた。
(注)竹カンムリに后の一口が虎