気象庁は14日午後の記者会見で、岩手・宮城内陸地震で揺れの強さを示す加速度が最大1816・5ガルだったと発表した。震度6強の揺れとなった岩手県奥州市で観測された。同庁が加速度の観測を始めた1996年以降で、3番目の強さだという。
これまで同庁は、2004年10月の新潟県中越地震で2515・4ガル、03年7月に宮城県で発生し、最大震度6強を観測した地震で2037・1ガルを観測している。
また今回の地震は、2秒程度の比較的長い周期の揺れが多いといい、横田崇地震津波監視課長は「木造家屋などよりも、橋など長い構造の建築物への影響が大きい」としている。
(共同)