2008年06月14日(土) 18時26分
【岩手・宮城内陸地震】地震で寸断、また孤立集落(産経新聞)
今回の地震では土砂崩れで道路が寸断され、外部と行き来できなくなる「孤立集落」が目立った。平成16年の新潟県中越地震では、長岡市など7市町村(当時)で61集落が孤立しており、こうした集落の防災力強化が課題となっている。
【写真で見る岩手・宮城内陸地震】
中越地震を受けて発足した内閣府の検討会によると、日本の国土は面積で約7割、人口で約1割を中山間地域が占める。
集落へ通じる道路が「土砂災害危険個所」に隣接するなど、地形や道路状況が中越地震の孤立集落と似た集落は全国に約5万8000あり、大地震の際に約1万7000集落が実際に孤立する可能性があると指摘。この中には、岩手県の230集落と宮城県の150集落が含まれる。
検討会はこうした集落では、危険個所や避難路を示した防災マップ作製や、孤立化に備えた避難訓練を定期的に実施すべきだとしている。
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