2008年06月14日(土) 17時57分
【岩手・宮城内陸地震】六本木ヒルズのエレベーターも停止(産経新聞)
震源から300キロ以上離れた東京都港区の六本木ヒルズ森タワー(54階建て)で高層階用エレベーター28基が、ゆっくりと大きな揺れが続く「長周期地震動」を検知し停止したことが分かった。
長周期地震動は大地震に伴い、発生。数秒から十数秒の周期のゆっくりとした揺れが遠方まで伝わり、超高層ビルなどは地震動と共振して揺れが大きくなるとされる。
同タワーでは昨年の新潟県中越沖地震、平成16年の新潟県中越地震でも、長周期地震動でエレベーターが停止。長周期地震動は中国・四川大地震でも発生し、北京でビルなどが揺れた。
森ビルによると、同タワーでは地震発生から約4分後に長周期地震動を検知し、エレベーター67基のうち、25階以上の高層階用エレベーター28基が安全確認のため最寄り階に停止。数分で復旧し閉じ込められた人はいなかった。
【関連記事】
・
【岩手・宮城内陸地震】「プールの水が津波のように…」 栗原市の小学校
・
【岩手・宮城内陸地震】「突然ドーン、家がつぶれる…」震度6強の栗原市
・
【岩手・宮城内陸地震】「子供は抱きついたまま離れなかった」
・
【岩手・宮城内陸地震】上下にずれる「逆断層型」 余震の活発化に注意
・
【岩手・宮城内陸地震】緊急地震速報、初期微動検知の3秒後に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000954-san-soci