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2008年06月14日(土) 17時07分

ヒルズのエレベーター停止 300キロ先、長周期地震動で東京新聞

 岩手・宮城内陸地震で14日、震源から300キロ以上離れた東京都港区の六本木ヒルズ森タワー(54階建て)で高層階用エレベーター28基が、ゆっくりと大きな揺れが続く「長周期地震動」を検知し停止したことが分かった。

 長周期地震動は大地震に伴い発生。数秒から10数秒の周期のゆっくりとした揺れが遠方まで伝わり、超高層ビルなどは地震動と共振して揺れが大きくなるとされる。

 同タワーでは昨年の新潟県中越沖地震、2004年の新潟県中越地震でも、長周期地震動でエレベーターが停止。長周期地震動は中国・四川大地震でも発生し、北京でビルなどが揺れた。

 森ビルによると、同タワーでは地震発生から約4分後に長周期地震動を検知し、エレベーター67基のうち、25階以上の高層階用エレベーター28基が安全確認のため最寄り階に停止。数分で復旧し閉じ込められた人はいなかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061401000791.html