岩手・宮城内陸地震で14日、両県を中心とする広い範囲で停電や水道管破裂が起きるなど、ライフラインに被害が広がった。東北電力によると、約2万9000戸が一時停電した。
正午現在では、宮城県栗原市で約4200戸、同県登米市で約3000戸など、両県内で計約7500戸が停電。
岩手、宮城、山形県では水道管破裂や水漏れが起きた。岩手県金ケ崎町では町内5カ所で水道管が破裂し、一部で断水。平泉町では水が濁った世帯があり、町の災害対策本部が原因を調べている。
塩釜ガス(宮城県塩釜市)では、地震直後に市内の民家にガスを引き込むガス管が折れてガスが漏れたため、この民家へのガス供給を止めて修理。仙台市ガス局へは午後零時40分までにガス漏れ7件の通報があったという。