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2008年06月14日(土) 13時12分

一部地域で携帯不通 固定電話にも影響東京新聞

 岩手・宮城内陸地震で14日、東北地方の一部地域で電話が集中して固定電話がつながりにくくなったほか、携帯電話の通話ができなくなるなどの影響が出た。

 NTT東日本によると、宮城、岩手、秋田3県全域の固定電話で発着信を制限しているため、これらの地域を中心に電話がつながりにくくなった。設備の被害や大規模な通信障害などの報告は入っていないという。

 携帯電話では、NTTドコモの基地局4局が機能停止し、秋田県湯沢市と宮城県栗原市の一部で通話などができなくなった。基地局と交換機を結ぶ伝送路が切断されたのが原因とみられる。KDDIは湯沢市の一部で、ソフトバンクモバイルは栗原市と岩手県北上市の一部で通信のやりとりができない状態となった。

 NTTドコモは宮城、岩手両県で87・5%、青森、山形両県で50%の発信規制をかけており、電話がつながりにくくなっている。

 KDDIは宮城、岩手、青森の3県で最大80%の発信を規制。ソフトバンクも、揺れが大きかった地域で一時70%の発信規制を行った。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061401000596.html