東北で最大震度6強を観測した地震で、気象庁は14日、今後最大でマグニチュード(M)6以上、震度6弱程度の余震が起きる恐れがあるとして厳重な警戒を呼び掛けた。
気象庁は、今回の地震を「平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震」と命名した。
記者会見した気象庁地震津波監視課の横田崇課長によると、午前11時までに震度1以上の有感の余震が70回発生。最大は、9時20分に宮城県大崎市で震度5弱を観測した。
この周辺では、1996年8月11日に宮城県栗原市で震度5を観測する地震が起きている。
横田課長は「これまでのデータからみて、今後2、3日から1週間は余震が活発になる」として、がけ崩れなどの2次被害に注意するよう呼び掛けた。
(共同)