ドンと下から突き上げられるような揺れを感じた。十四日朝、岩手県や宮城県で震度6強を記録した地震。仙台市内にある共同通信仙台支社では、縦揺れの後、横への揺さぶりがしばらく続いた。
支社内では、倒れることはなかったが本棚が開くなどし、机の上に積んであった資料が床に落下、散乱した。
震度6弱を観測した宮城県大崎市の主婦(52)は「ガタガタと大きな音がしてすごい揺れだった。窓を開けて、そのまましがみついていた。怖かった」と不安げな様子。「隣の美里町に住む夫の両親に電話がつながらない。夫が確認に向かっている。無事でいてほしい」と話した。
戸棚の引き出しが出たり、テレビ台が動くなどしたが、揺れの割にはものが落ちなかったという。