仙台管区気象台によると、十四日午前八時四十三分ごろ、岩手県内陸南部で震度6強の地震があった。東北新幹線は現在、停車している。津波の心配はないもよう。
▽机の上のものが落ちる
仙台市の河北新報内の共同通信仙台支社では、机の上の書類が落ちるなどした。
▽大きな縦揺れの後、横揺れ
仙台市内では、大きな縦揺れの後、揺さぶられるような大きな横揺れがあったという。
▽マグニチュード7・0
気象庁によると、岩手県内陸南部の震度6強の地震はマグニチュード(M)7・0。津波の心配はないという。
▽仙台市の地下鉄が運転見合わせ
仙台市地下鉄は十四日、地震のため全線で運転を見合わせている。
▽福島原発に異常はない
東京電力によると、福島第一、第二原発に異常はなく、通常通り稼働している。
▽女川原発は運転継続
東北電力によると、運転中の女川原発第2、3号機は運転を継続している。1号機は地震前から停止中という。
▽東北新幹線ストップ
JR東日本によると、東北新幹線は仙台—一関間で通電しない状態で、大宮—八戸間が運転休止中。
▽宮城・栗原市でけが人6人
宮城県栗原市の消防本部によると、地震で少なくとも六人のけが人が出ている。
▽盛岡東署以外に被害情報なし
十四日午前九時十分現在、岩手県警では盛岡東署以外の署に被害情報は入っていない。
▽宮城県内の高速道路は通行止め
宮城県警によると、宮城県内の高速道路はすべて通行止めとなっている。
▽福島第一、第二原発も運転継続
東京電力によると、福島第一、第二原発は点検中の炉を除き全て運転を継続中。
▽気象庁が記者会見
岩手県の震度6強の地震で、気象庁が十四日午前十時半から記者会見する。
▽宮城・栗原市で余震続く
震度6を観測した宮城県栗原市の市役所総務課によると、激しい揺れの後も体に感じる余震が続いているという。
▽宮城で震度5弱
十四日午前九時二十分ごろ、宮城県の大崎鳴子で震度5弱の地震があった。余震とみられる。
▽民家倒壊の情報
岩手県一関市消防本部によると、地震で同市厳美町の民家が倒壊、一人が負傷したとの情報がある。
▽宮城県栗原市内で土砂崩れ
宮城県栗原市から県庁に入った連絡によると、震度6強を観測した同市内で土砂崩れが多数起きた。
▽宮城県が災害対策本部
宮城県は十四日、災害対策本部を設置した。
▽奥州市では強い縦揺れ
岩手県の奥州市役所によると、強い縦揺れが三十秒ぐらい続き、その後、横揺れが約一分続いた。
▽岸壁崩れ、男性が海に転落
福島海上保安部に入った連絡によると、地震の揺れで福島県いわき市の小浜漁港の岸壁が崩れ、釣りをしていた男性が海に転落した。同保安部が捜索している。
▽宮城県栗原市の橋が落下
宮城県栗原市から県に入った連絡によると、栗原市内の橋が落ちた。
▽一人が骨折
宮城県警によると、岩沼署管内でエレベーターが停電で止まり、一人が骨折した。
▽全日空は平常運航
全日空によると、同社が利用する東北地方の六空港に異常はなく、全便平常通り運航している。
▽宮城県警が災害警備本部
宮城県警は、災害警備本部を設置した。
▽宮城県名取市でバスの乗客約20人けが
宮城県名取市消防署によると、名取市内の道路を仙台空港に向かう途中、地震でバスがバウンドし、乗客ら約二十人が頭を打つなどのけがをした。
▽奥州市の幼児数人けが
岩手県奥州市の消防署によると、同市江刺区の玉里保育所でガラスが割れ、園児七人が負傷した。
▽ダム工事現場でけが人か
奥州金ケ崎行政事務組合消防本部によると、岩手県奥州市のダムの工事現場で落石があり、けが人が出ているとの情報があり、確認を急いでいる。
▽岩手県一関市内の民家が倒壊
岩手県によると、同県一関市厳美町で民家が一棟倒壊した。同町内で男性(75)が顔にけがをした。
▽両陛下は予定通り秋田県訪問
宮内庁によると、全国植樹祭出席などのため、秋田県訪問を予定している天皇、皇后両陛下は十四日午前、予定通り羽田空港を出発される。
▽1人重体、4人下敷き
宮城県栗原市消防本部によると、同市内の民家でたんすの下敷きになった女性一人が意識不明の重体、ほかに家屋倒壊で4人が下敷きとなっている。
▽土砂崩れで1人けがか
岩手県一関市消防本部によると、一関市厳美町で車が土砂崩れに巻き込まれ、運転手一人がけがをしたとの情報がある。
▽岩手県が災害対策本部
岩手県は災害対策本部を設置した。
▽バス横転でけが人
仙台市の仙台医療センターによると、地震のため橋の上でバスが横転、二十数人がけがをしており救急搬送する。
▽防災担当相を宮城県栗原市へ
政府は泉信也防災担当相を中心とした政府調査団を十四日午前、震度6強の地震があった宮城県栗原市に派遣することを決めた。
▽新幹線が停止、乗客救出へ
JR東日本によると、仙台—古川、一ノ関—水沢江刺間で、はやて・こまち1号や、やまびこ46号など新幹線計三本が停止、職員が乗客の救出に向かっている。
▽釣り人の男性が心肺停止
第二管区海上保安本部によると、福島県いわき市の小名浜港の海上で救助された釣り人男性一人が心肺停止状態。
▽落石で心肺停止
地元消防によると岩手県奥州市のダム工事現場の落石で、一人が心肺停止状態になった。
▽山形でもけが人
山形県によると、同県新庄市で、余震で転倒した六十代女性が肩を骨折したもよう。
▽地震で死者二人と町村官房長官
▽援助隊の派遣準備を指示
警察庁は地震で災害警備本部を設置、警視庁などに対して広域緊急援助隊の派遣準備を指示した。
▽自衛隊機も状況確認開始
防衛省は陸海空各自衛隊のヘリコプターや哨戒機、戦闘機による被災地上空からの状況確認を始めた。
▽福島で海に転落の男性死亡
福島県警に入った連絡によると、福島県いわき市の小浜漁港で海に転落した釣り人男性が死亡した。
▽福島で海に転落の男性死亡
福島県警に入った連絡によると、福島県いわき市の小浜漁港で海に転落した釣り人男性が死亡した。
▽高速道路にひび
東日本高速道路横手管理事務所によると、秋田自動車道の湯田(岩手県西和賀町)—横手インター間で路面に長さ約十メートルの亀裂が入った。
▽死者2人、心肺停止1人
警察庁によると、岩手県内陸南部を震源とする地震で二人が死亡、一人が心肺停止となっているほか、けが人が三十二人に上っているという。
▽岩手のダム工事現場で男性が重体
国土交通省東北地方整備局によると、岩手県奥州市の胆沢ダム工事現場で、男性作業員が頭部に落石を受けて意識不明の重体という。
▽両陛下視察日程に変更も
町村信孝官房長官によると、全国植樹祭のため秋田県に十四日出掛けた天皇、皇后両陛下は、岩手県などで発生した地震被害を考慮し、現地での視察予定の一部を取りやめられる。
▽震度6弱の余震の恐れ
気象庁は十四日、東北で震度6強を観測した地震で、震度6弱程度の余震の恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。
▽2500戸で停電
東北電力岩手支店によると、十四日午前九時現在、岩手県奥州市と一関市の計二千五百八十一戸が停電している。
▽土砂崩れで1人不明
宮城県栗原市によると、同市の工事現場で土砂崩れが発生、作業員一人が巻き込まれて行方不明になっている。
▽死亡男性の身元判明
岩手県警によると、地震で死亡した一人は一関市の千葉友三さん(60)と判明した。
▽岩手・宮城内陸地震と命名
気象庁は、東北地方で発生した最大震度6強の地震を「平成二十(二〇〇八)年岩手・宮城内陸地震」と命名した。
▽岩手県知事から災害派遣要請
防衛省によると、午前十時五十分ごろ、岩手県知事から陸上自衛隊に災害派遣要請があった。
▽けが人は80人超
各地の消防によると、岩手・宮城内陸地震によるけが人が八十人を超えた。
▽バス埋まり17人出られず
岩手県警によると、奥州市でバスが土砂に埋まり、十七人が出られなくなっている。
▽負傷者100人超す
共同通信が各地の病院などに取材したところ、岩手・宮城内陸地震のけが人は百人を超えた。