政府は14日午前8時50分、岩手県内陸南部を震源とする強い地震を受け、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。福田康夫首相は地震直後、公邸で秘書官から連絡を受け「被害状況を至急調べ、被災者の救助に全力を挙げてほしい」と指示した。
政府はまた、泉信也防災担当相を中心とする調査団を宮城県栗原市へ派遣する方針を決めた。
官邸には地震発生直後から町村信孝官房長官、泉信也防災担当相や伊藤哲朗内閣危機管理監らが次々と集まった。関係省庁の局長級で構成する「緊急参集チーム」も会合を開き、情報収集を進めると同時に、関係省庁と調整し対応を協議した。