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2008年06月13日(金) 12時21分

子どもと楽しむ、リーズナブルな東京散歩オーマイニュース

 もうずいぶん前からTVで紹介されていた「東京おもちゃ美術館」に娘と行ってみようと思った。名前も場所も全然覚えていなかったが、ネットで検索したら、意外にあっさりと発見。美術館があるのは東京メトロ丸の内線の四谷三丁目駅。

 改札を出て、地下道を歩いていると目に飛び込んできたのが、「消防博物館、入場無料」の文字。早速行ってみることに。男の子なら、ウハウハの消防車やらアニメやらミニチュアやらの数々。展示物の救急車の助手席にも座れたし、消防ヘリの展示物にも座れた。また、消防士の服やヘルメット(子供用のみ)を着けて記念写真を撮ることもできた。

 歴史好きにもちょっとうれしい展示があったりと、タダなのに思った以上に楽しめた。その後、そこを出て本来の目的だった「東京おもちゃ美術館」へ。

 地上に出て、新宿方面にちょっと歩き、わき道に入る。すると、すぐに学校のような建物が見えてくる。非常にノスタルジックですてきだった。「おもちゃ美術館」というだけあって、工芸品なおもちゃがメインだった。

 私よりさらに上の世代の人であれば、ノスタルジックな気分に浸ったり、若い人や子供であれば、目新しさを楽しんだりできる場所だろう。娘も楽しんでいた。料金は大人700円、子供(小学生まで)500円。ただし、子供と大人のペアであれば、1000円で入れるので、リーズナブル〜!

■お台場へと移動

 その2カ所を回ったところで昼を過ぎてしまったわけだが、それでもまだ半日残っている。この日をいかに安く、楽しく過ごせるかを調べるために、本屋に足を運んだ。で、見つけた。行き先はお台場に。

 いやまぁ、お台場にはいろいろと安く入れるところが多いことは知っていたけど、「安い=つまらない」と思っていたもので……。

 お台場で最初に行ったのは、「日本科学未来館」。ゆりかもめに乗り、船の科学館前で下車。南方向に徒歩5分弱。常設展のみの見学だったが、これがまた面白い。“科学大好き”の私と娘にとって、ここはパラダイスだった。

 変形する走行車タイプのロボットに、童心をくすぐられた。

 デモンストレーションのあと、抽選で一般の人も操縦させてもらえるということだったので、娘も抽選に参加。そして、見事に権利を獲得。ほんの数アクションさせてもらえただけなのに「超楽しかった!」らしい。

 ほかにもロケットエンジンや深海艇など、垂涎(すいぜん)のアイテムがそこらじゅうに。入場料は大人500円。そして、この日は理由はよくわからないが、子供(小学生まで)はタダだった。ちなみにパンフレットには7歳から18歳までは200円と書かれている。特別展はそのつど金額が変わるだろうが、この日の特別展の入場料は900円だった。もちろん、常設展の見学もできる。

 その後、残りの時間はショッピングモールで時間をつぶすことに。パレットタウンに行ってみる。

 パレットタウン真ん中の広場では、火のついた棒でジャグリングする人がいるじゃありませんか。それをしばし観覧してから、トヨタのショールームへ。ずいぶん楽しそうだ。テレビで見たことのあるコンセプトカーなどもいろいろ展示してあるし、遊べるアトラクションもいくつかあった。

 最初に乗ったのが、自動運転車。車が自動で加減速し、ハンドリングしながら走る。これはやっぱり楽。その次に乗ったのが、ドライブシミュレーションのマシン。

 トヨタの新開発の安全システムを体験するというのが、コンセプトのシミュレーションで、「わざと事故を起こしてください」頼まれた。しかし、事故を起こしたのは1回だけで、あとはまじめに運転した。それなのに運転レベルはB。実際の運転とは全然ちがった。

 次は子供が足こぎ車を体験。希望すれば、自分が乗る車の簡単な組み立てから行うことができる。自動運転車だけは、1人200円必要だったが、あとは全部タダで楽しめた。もちろんショールームなので、入場料もなし。

 楽しい1日を過ごし、家に帰ったのは夜の9時過ぎ。1日遊びながらも、施設の入場料だけなら2000円もかかっていない。さらにアトラクション代を足しても2000円ちょっと。そこに交通費を足しても、4000円もいかない。東京って、ちょっと工夫すれば、そんなにお金をかけずに遊べるところなのかも。

(記者:木戸 福三郎)

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