無差別殺傷事件の犠牲者7人のうち、東京芸術大4年、武藤舞さん(21)らの告別式が12日、各地で行われた。
東京都台東区の寺で営まれた武藤さんの告別式では、雨の中参列した友人らが、バッハの「G線上のアリア」など舞さんが好きだった曲を演奏するなどして死を悼んだ。友人で同大4年の女性は(22)「できることなら、もう一度会いたい」と目を赤くはらしていた。
埼玉県蕨市の会社員、宮本直樹さん(31)の告別式もさいたま市南区の斎場で営まれた。出棺の際、父親の惇彦(あつひこ)さん(60)が「(直樹が)また明日戻ってくるのかな、という気持ちです」と語った。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/news/20080612-OYT1T00460.htm