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2008年06月12日(木) 22時09分

秋葉原殺傷 ダガーナイフ生産・輸入など禁止を正式決定毎日新聞

 秋葉原殺傷事件を受けて12日、国内最大の刃物産地、岐阜県関市の刃物製造・卸売り計352社でつくる「岐阜県関刃物産業連合会」(北村正敏会長)が運営委員会を開き、事件で凶器となったダガーナイフの生産や輸入、販売をすべて禁止することを決めた。この事件で刃物業界がナイフの生産禁止を決めたのは初めてとなる。

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 北村会長は会議終了後に記者会見し、「ダガーナイフはいわば短剣。日常生活には必要のない鋭利な刃物で、事件を機に生産を禁止したい」と説明した。また「輸入される危険な刃物の流通に歯止めをかけなければ、我々の取り組みも意味がない」と話し、ダガーナイフの流通、所持を禁止する法整備を国に文書で要望することを明かした。

 北村会長によると、関市では80年代後半までダガーナイフを生産・販売し、米軍に納入するなどしていたが、現在は生産や販売を行う業者はないという。【山田尚弘】

 ◇福田首相「規制、幅広く検討」

 福田康夫首相は12日夕、ダガーナイフの販売や所持の規制について「社会的な背景もあるだろうし、実際に凶器が妥当なのか、社会的に許されるのか、一般的に手に入れることが可能なのかについても幅広く検討している」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

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