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2008年06月10日(火) 16時02分

防犯講習会:通り魔事件、どこで起きても… ジャスコ唐津店で刺股使用の実技 /佐賀毎日新聞

 唐津市鏡のジャスコ唐津店で9日、防犯用品の一つである刺股(さすまた)を使った防犯講習会があった。8日には、買い物客で込み合う東京・秋葉原で、通行人を無差別に襲う通り魔事件が起きたばかり。参加者は、真剣な表情で使用方法などを学んでいた。
 唐津署管内では5月末、コンビニ強盗致傷事件が起きたばかり。今回の講習は、強盗事件に危機感を持った店側が「同じような事件は、いつどこで起きてもおかしくない」と警察に要望して実現した。特に、凶器を使った事件への対応を学ぶのが目的という。
 従業員や保安担当員ら約20人が参加。唐津署員が講師を務めた。柔道5段という生活安全課の警察官は犯人の制圧にあたって「自分の身と客の安全を守りケガをしないこと」と注意をうながしたうえで、刺股について「使用法はいろいろある。日ごろからのイメージトレーニングも必要」などと説明。
 刺股の使い方では、犯人がナイフを振りかざして向かってくる時の対処や、足を引っかけて倒す技、刺股をつかまれた場合にどうするかなど、さまざまな場面での使用方法を披露した。
 この後、従業員らは刺股を手にして実技講習に取り組んだ。
 同店は刺股1本を備えているが、さらに本数を増やす方針。同署は「要望があれば他の店でも実技指導をしていきたい」と話している。【田中操】

6月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080610-00000227-mailo-l41