2008年06月08日(日) 16時45分
白昼に25歳男が凶行、秋葉原で18人に切りつけ6人死亡(読売新聞)
8日午後0時35分ごろ、東京・秋葉原(千代田区外神田1)の交差点で、西側から走ってきたトラックが歩行者天国の人込みに突っ込み、通行人数人をはねた後、停車した。
運転していた男はトラックから降りて、奇声を上げながらサバイバルナイフで通行人に次々と切り付けた。警視庁などによると、男性15人と女性3人の18人が病院に搬送されたが、このうち男女6人が死亡した。男は南西方向に逃走したが、約100メートル離れたところで、駆け付けた同庁万世橋署員らに取り押さえられ、殺人未遂の現行犯で逮捕された。
男は「人を殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」などと供述しており、同庁捜査1課では、無差別に通行人らを狙った通り魔事件とみて特捜本部を設置して捜査している。
発表によると、逮捕されたのは、静岡県裾野市富沢、職業不詳加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。搬送先の病院の情報などによると、8日午後5時現在で死亡が確認できたのは、武藤舞さん(21)と、19歳と20歳、29歳、47歳、74歳の男性5人。負傷者の1人は、同署交通課の警察官(53)という。東京消防庁によると、けが人の約半数は背後から刺されていた。
警視庁幹部によると、加藤容疑者は、神田明神通りをレンタカーの2トントラックでジグザグに走行しながら、通行人をはね飛ばしたという。
加藤容疑者は「生活に疲れてやった。世の中が嫌になった」などと供述しており、8日に静岡からレンタカーで来たという。助手席には、地図や新聞などがあったという。
現場は秋葉原の電気街で、歩行者天国は大勢の買い物客らでにぎわっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080608-00000022-yom-soci