東京・秋葉原の刃物男による無差別殺傷事件で切りつけられた被害者らは、都内の病院に次々と運ばれた。
文京区の東京医科歯科大付属病院では、被害者の家族と見られる女性が、「病院から容体が危ないと言われており、心配です。こんな事件が起きてショックです」と涙ぐみながら、言葉少なに話した。
新宿区の国立国際医療センターには午後2時ごろ、男性1人が救急車で運ばれた。病院職員は「心肺停止状態だが、氏名や容体はわかっていない」と話した。
被害者1人が運ばれた千代田区の駿河台日本大学病院。2階の救命救急センターでは、輸血用血液が入ったバッグを持った職員や看護師らが、慌ただしく行き交い、緊迫した雰囲気に包まれた。病院職員は「家族が病院に向かっているが、遠方のようで時間がかかりそうだ」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080608-OYT1T00395.htm