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2008年06月08日(日) 21時00分

「誰でもよかった」過去にも=社会を逆恨み?−通り魔事件で容疑者時事通信

 「誰でもよかった」。東京・秋葉原の通り魔事件で、7人を殺害した加藤智大容疑者(25)はこう語ったとされる。過去の無差別殺傷事件の容疑者も同様の供述をしている。
 今年3月に茨城県土浦市のJR荒川沖駅前で8人が殺傷された事件で、逮捕された男は「人を殺したかった。誰でもよかった」と説明。「複数殺せば死刑になれると思った」とも供述しており、検察側は精神鑑定をしている。
 JR岡山駅で同月、岡山県の男性職員がホームから突き落とされ殺された事件では、当時18歳の少年が「人を殺せば刑務所に行ける。誰でもよかった」と供述した。
 1999年12月の東京・池袋の通り魔殺傷事件で、死刑が確定した男も「誰でもよいから人を殺して世間を驚かせてやろう」と犯行を決意したとされた。
 東京の繁華街での無差別殺傷という点で今回と共通点があるが、男は日ごろから「自分が社会で正当に評価されていない」と不満を持っていた。
 一方、加藤容疑者は「世の中が嫌になった」と供述しているという。
 8日は大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件からちょうど7年。名門小学校を襲った宅間守元死刑囚=執行=は、元妻への恨みを社会全体に転化したとされた。 

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