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2008年06月08日(日) 18時39分

歩行者天国パニックに 「救急車早く」と怒号東京新聞

 男はトラックで人込みに突入した後、サバイバルナイフで次々に通行人を襲った。「大丈夫か、しっかりしろ」「救急車を早く!」。8日午後、東京・秋葉原で起きた通り魔事件。買い物客でごった返す日曜日の歩行者天国に、怒号と悲鳴が響き渡った。

 右腕から血を流した中年の男性が、路上にうずくまり、救急隊員が慌ただしく応急手当てに当たる。周辺の道路は封鎖され、居合わせた人たちはパニックに陥った。

 「男は車ではねた男性の上に馬乗りになり、刃物で何度も刺した。秋葉原駅方向に歩きながら、手当たり次第に近くにいる人に切りつけた」。買い物に来ていた東京都大田区のフリーターの男性(19)は青ざめた表情。

 事件を目撃した群馬県富岡市の自営業神宮俊一さん(26)は「ドンという大きな音がして交通事故が起きたようだった。車から降りた男が刃物を振り回し始めた」と興奮気味に話した。血を流しながら、のたうち回っている人や逃げ回る人がいたという。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008060890171158.html