2008年06月07日(土) 19時29分
グッドウィルG、経営再建策を総会で可決(産経新聞)
人材派遣大手のグッドウィル・グループ(GWG)は7日、都内で臨時株主総会を開き、米国系投資法人に対する債務155億円を優先株に転換することを柱とする経営再建策が承認された。
議決権の約26%を握る筆頭株主のユナイテッド・テクノロジー・ホールディングス(UT)は反対したが、決議に必要な議決権行使総数の3分の2以上の賛成を確保した。
会社提案が可決されたことで米投資ファンドのサーベラスと米証券大手のモルガン・スタンレーの2社連合の米国投資法人に対する債務が優先株に転換されて年間の借入金返済額が3分の1に圧縮される。
これを受け、GWGではIT向け派遣や海外事業を強化する再建計画をスタートさせる。
同議案は5月に開かれた臨時株主総会で提案予定だったが、UTの反対表明を受け、延期されていた。
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