国民生活センターは5日、占いや懸賞への応募が無料でできる携帯電話のサイトに会員登録した際、意図せず出会い系サイトにも登録されるなどして、高額な利用料金を請求される被害が増えていると発表した。
無料の懸賞サイトで、400万円が当たったというメールを受け取った20歳代女性は、賞金を受け取るために出会い系サイトに登録するよう指示され、個人情報を送信。しかし、登録手続きが進まず何度もメールをやりとりするうちに、1か月で10万円近い利用料を請求された。そのうえ、賞金は振り込まれなかった。
また、40歳代の女性は携帯電話の着信音を無料でダウンロードできるサイトに登録した際、同時に出会い系サイトに登録され、特定の男性とメール交換しているうちに、1か月で約80万円の利用料を請求された。
同センターによると、2007年度の出会い系サイトの利用料に関する相談件数は約3万件。
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/ryusyutsu/20080606nt06.htm