2008年06月04日(水) 12時00分
君は“重曹”のスゴさを語れるか!!(R25)
重曹。正式名称は炭酸水素ナトリウム。アルカリ性の白い粉末だ。
これまでは「洗剤代わりに使えるんだっけ?」ぐらいの地味なイメージしかなかったが、じつはいま“魔法の粉”として多分野で注目を集めているらしい。
先月、ダイドードリンコが発売したのは「重曹特集」(500ml・120円)というレモン風味のダイエット飲料。
「重曹の発泡・膨張作用に着目しました。おもに女性向けの機能性飲料として開発、食事中に飲むと満足感が得られます」(マーケティング部・坂本大介さん)
実際に飲んでみたところ、確かにずっしりとお腹に溜まる妙な感覚がある。いずれにせよ、重曹をメインに打ち出した商品は業界初とのこと。
また、『やさしい重曹生活』(主婦の友社)、『重曹生活のススメ』(飛鳥新社)などの著者、岩尾明子さんは10年ほど前に重曹の魅力に取りつかれた“ジュウソイスト”だ。
「ケーキやパン生地の膨らし粉としてはよく知られていますが、料理、掃除、入浴、洗濯や歯磨きなど、様々な生活シーンでも使えます。原料はもともと自然界にある物質。体にも地球にもやさしい天然素材なんです」(岩尾さん)
料理では肉や魚の臭みを消したり、炭酸水を作ったり。掃除では家のほとんどの場所に対応できるため、用途別のクレンザーや洗剤は不要だという(ただし、アルカリ性の汚れは分解しない)。
「ほかにも、お風呂にひとつかみ入れれば入浴剤代わりに。重曹泉の温泉は昔から“美人の湯”として親しまれていますしね。浴槽の汚れも落ちやすくなるので一石二鳥ですよ」(岩尾さん)
年間約5万トンの重曹を生産する業界シェア1位の旭硝子も「最近とくに家庭内で使用されるケースが増えています」(広報・IR室)という。
地味に飾らず。だが、仕事は何でもこなす有能プレイヤー。そんな重曹のような男になりたいものですね。
(R25編集部)
重曹の5大特性を見る
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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