2008年06月03日(火) 12時08分
リオのマダムを魅了する椰子の葉アート(COURRiER Japon + hitomedia)
クレベルトン・エンリケ・レネス(27)は、5年前、憧れのリオデジャイネイロに向けて故郷のパラナ州を出発した。1年目はサンパウロで働き、その後4年間は、海岸を延々と歩き続けてリオに辿(たど)ついた。
彼のアートの原点はこの旅にある。旅の途中、貝殻や種を材料にしたアクセサリーをビーチで販売するヒッピーたちから、その作り方を学んだのだ。そこから彼は、椰子の葉でアートを作ることを思いつく。
「誰も見たことのないアートを作りたかったんだ」と彼は言う。
原材料は良質の椰子の葉ただ一つ。作りたてはもちろんグリーンだが、日が経つにつれ乾燥してゆき、味のある茶色となる。
この繊細で独特なアートはリオのマダムたちを魅了し、噂は瞬く間に広まった。世界のセレブが集うイパネマ海岸沿いの超高級ホテルや宝石店のオーナーからオファーが殺到するほどだ。値段も3〜25レアル(180〜1500円)と手頃なのも人気の秘訣だ。
エスタド・デ・サンパウロ(ブラジル)より。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000000-cou-int