中国・四川大地震の被災者救援のため、四川省成都市で活動していた日本の国際緊急援助隊医療チーム(田尻和宏団長)が2日、11日間にわたる活動を終えて帰国した。田尻団長は、成田空港であった解団式で「患者や家族から高い評価をいただいた。日中の相互信頼に貢献できるのであれば喜ばしい」とあいさつした。
同医療チームは、国際協力機構(JICA)に登録されている医師や看護師、薬剤師らを中心にした23人。5月20日に成田を出発し、成都の四川大学華西病院で医療支援活動にあたった。当初、被災地現場での活動を希望していたが、現地入りした後で中国側の要望を受け、同病院で活動していた。
副団長の医師、小倉健一郎さん(48)は「日本のノウハウを伝え、貢献することができたと思う」と話した。
アサヒ・コムトップへhttp://www.asahi.com/national/update/0602/TKY200806020259.html