スカイネットアジア航空(SNA、本社・宮崎市)の操縦士が病歴を隠して身体検査を受けていた問題で、さらに5人が病歴を申告していないで検査を受けた事案がみつかった。国土交通省が5月29〜30日に実施した立ち入り検査で発覚。不正は計10人となり、同省は健康管理体制を改めるよう再度指導した。
新たに不正がわかったのは外国人機長2人と日本人副操縦士3人。機長は右肩の筋肉の痛みと目の炎症、副機長は一時的な聴力障害、大腸疾患、胃潰瘍(かいよう)でそれぞれ治療を受けたが、検査で申告する義務を怠った。この問題では国交省が先月、業務の改善を勧告している。
アサヒ・コムトップへhttp://www.asahi.com/national/update/0602/TKY200806020102.html