大型サイクロンの被害を受けたミャンマー(ビルマ)で支援活動にあたっていた、日本赤十字社大阪府支部の事務職員森正尚さん(39)が2日朝、帰国した。成田空港に到着した森さんは「被災地に救援物資が十分に届いていない。住まいも足りず、これから雨期でもあり、支援が必要だ」と話した。
ミャンマーから帰国し、現地の状況を説明する森正尚さん=成田空港
森さんは5月10日から、国際赤十字のヤンゴンにある現地事務所で情報発信などを担当し、各国から派遣された赤十字の活動を支援してきた。
森さんは現地ボランティアらからの情報をもとに、「高潮の被害で井戸水などが使えないため、生活用水が不足している。きれいな水をどう確保するかが一番の問題だ」と話した。
日赤によると、これまでに水タンク3万5千個、ビニールシート5千枚、毛布2万5千枚などの救援物資を提供したという。
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