1日午前10時ごろ、栃木県塩谷町風見山田の道路脇で、ごみ拾いをしていた付近の住民が粘着テープで縛られたスーツケースを発見し、県警矢板署に届け出た。異臭がしたため捜査員がスーツケースの中を調べたところ、一部白骨化した女性とみられる遺体が入っていた。県警は同署に捜査本部を設置し、死体遺棄事件として捜査を始めた。
県警によると、スーツケースは黒色でプラスチック製。縦100センチ、横50センチ、奥行き30センチで、遺体はひざを抱えた体育座りの状態で折り曲げられていた。黒っぽいカットソー、スカート、キャミソールなどを身につけていたが、腐乱が進んでおり、腕など一部は白骨化しているという。2日に司法解剖して身元や死因などを調べる。
発見当時、近所の農業男性ら約35人が鬼怒川沿いの道路脇のごみ拾いをしていた。斜面に捨てられていた緑色のソファを取り除いたところ、その下にスーツケースがあったという。現場は東北道矢板インターチェンジから南西約8キロ。
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