ガソリンの小売価格の値上げが6月1日未明から各地で始まった。石油元売り各社がガソリンの卸値を1リットルあたり9.5〜13円と過去最大の上げ幅で引き上げるためだ。
1日からの値上げに備え、ガソリンの価格表示を変更する従業員=31日午後7時27分、名古屋市中村区、遠藤啓生撮影
仙台市内のガソリンスタンドでは31日夜、営業終了後に、従業員が価格表示を変更した=同日午後8時すぎ、戸村登撮影
営業終了後、レギュラー178円など6月1日からの価格に変更されたガソリンスタンドの表示=31日午後10時8分、堺市堺区、小玉重隆撮影
5月26日現在のレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格は160.3円。卸値が引き上げられた分がそっくり小売価格に上乗せされれば170円台に乗る計算だ。
元売り各社は、相場の押し上げを狙い、直営販売会社が運営するスタンドの価格を1日から即刻大幅に引き上げるよう指導。一部元売りは、170円台前半から後半まで小売価格が上昇すると強気の見方をしている。
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