【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=田之畑仁】星出彰彦飛行士(39)ら7人が搭乗する米スペースシャトル・ディスカバリーは、米東部時間31日夕(日本時間6月1日朝)の打ち上げに向け、準備が順調に進んでいる。米航空宇宙局(NASA)の担当幹部は30日の会見で「打ち上げは予定通り」と話した。
姿を現したスペースシャトル・ディスカバリー=30日午後9時、米フロリダ州のケネディ宇宙センター、鬼室黎撮影
NASAによると、故障した国際宇宙ステーション(ISS)のトイレの交換部品などすべての積み荷を30日夕までに積み終えた。そして午後8時半ごろ、ライトアップされた発射台で機体の周りを覆う回転式の構造物を離す作業が行われ、機体全体が姿を現した。
打ち上げ当日のケネディ宇宙センター周辺の天気は良好との予報が出ており、確率80%で打ち上げが可能という。
ディスカバリーは日本の有人宇宙施設「きぼう」の中核となる船内実験室をISSに運ぶのが任務で、星出さんらが設置作業をする。
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