名古屋港水族館（名古屋市港区）で、マイワシの大群がえさを求めて水槽で渦を巻いて泳ぐ人気の「マイワシのトルネード」に３１日、新たに２万匹が加わった。合計３万匹の「竜巻」は、１日から毎日正午に公開される。
３万匹が渦を巻く「マイワシのトルネード」＝３１日午後、名古屋市港区の名古屋港水族館、岩下毅撮影
同水族館は食物連鎖を学んでもらうため、クロマグロやカツオ、サメなどと同じ水槽で体長約１５センチのマイワシを昨年秋から展示している。しかし、当初の３万匹がほかの魚に食べられたり死んだりして数が減ってしまい、静岡県の西伊豆から運んで補充した。
高さ５メートル、幅１４メートルの水槽に移されたマイワシは、職員がえさを入れた袋をいったん底に沈め、水面までロープで引き上げると、銀色の体をくねらせて一斉に群がり、見事な渦を巻いた。
飼育係の森昌範さん（３３）は「圧倒的な数のマイワシのエネルギッシュな泳ぎを、ぜひ見に来てください」と話していた。
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