30日午前5時35分ごろ、大阪府岸和田市の病院から、胸の骨が折れて男性が不審死した、と岸和田署に届け出があった。同市の無職男性(88)で、司法解剖の結果、死因は肺挫傷による内出血と判明。付き添っていた長男(43)が自宅で男性を押し倒したり、胸を数回たたいたりしたと認めたため、同署は傷害致死の疑いで事情を聴いている。
調べでは、長男は同1時20分ごろ、自宅の布団の上で男性を押し倒すなどしたとされる。「危険だから火を使うな、と言っていたが、帰ってきたら鍋を火にかけていた痕跡があり、腹が立った」と話しているという。ただ、長男の話と骨折の状況に食い違いがあり、同署が慎重に調べている。