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2008年05月31日(土) 00時00分

高松塚壁画公開シンポに400人 保存と公開の両立説く朝日新聞

 大阪市のリサイタルホールで31日、シンポジウム「『高松塚』からの出発」(奈良県明日香村、朝日新聞社主催)が開かれ、約400人の聴衆が集まった。

 討論では、高松塚古墳の石室解体について、カビが発生した現状では仕方なかったとの意見が大半だった。そのうえで、パネリストたちは壁画の保存と公開を両立させることの大切さを説いた。06年から石室解体に向けた発掘を担当した奈良文化財研究所の松村恵司さんは「古代国家をつくった人たちが描かれた重要な壁画を、絶対に次の世代に残さなくてはならないと思った」と振り返った。

http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200805310110.html