来春の経営統合を目指す池田銀行(大阪府池田市)と泉州銀行(同府岸和田市)は、両行で設立する持ち株会社の社長に服部盛隆・池田銀頭取(65)が就く人事を固めた。30日午後にも経営統合に基本合意したうえで発表する。代表権のある会長には吉田憲正・泉州銀頭取(64)が就任する。
09年4月に持ち株会社を設立し、その下に両行をぶら下げる形で経営統合する。本社は大阪市北区にある池田銀の「大阪梅田池銀ビル」に置く。持ち株会社の名称は公募する方針だ。
持ち株会社は三菱UFJフィナンシャル・グループの持ち分法適用の関連会社になる予定。今後、両行の合併も検討する。
両行は今年2月に経営統合の方針を発表。両行10人ずつからなる統合推進委員会を4月に設置し、協議を重ねてきた。