政府は30日、中国・四川大地震の被災者のため、上限5億円の追加支援を発表した。23日に表明した5億円相当に続く支援の第2弾。自衛隊機による支援物資の輸送は見送ったが、来週早々、自衛隊所有を含むテント約1200張りを民間のチャーター機で送る。今後も中国側の要望に応じ、毛布や医薬品、浄水器などを送る方針だ。
テントは、内閣府国際平和協力本部事務局700、自衛隊100に加え、兵庫、愛知両県から無償で200ずつ提供を受ける。町村官房長官は30日の記者会見で、「兵庫、愛知以外の自治体や企業・団体からも(テント提供の)申し出をいただいている。ある程度まとまり次第、実施していきたい。(テント提供の)相談があれば、関係省庁に連絡いただければありがたい」と述べた。
これまで政府はテント約2100張りを支援。国際緊急援助隊の救助チームと医療チームも現地に派遣した。医療チームは現在も被災者支援にあたっている。
アサヒ・コムトップへhttp://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200805300306.html