【北京=峯村健司】新華社通信などによると、中国・四川大地震の震源に近い四川省北川チャン族自治県唐家山の「土砂ダム」で進められている決壊防止のための排水路が早ければ31日深夜に完成、排水を始める。
排水に備えて31日朝から作業員は順番に現場を離れる。水位は毎日2メートルずつ上昇しており、水量は1億7千万立方メートルに達した。決壊に備えて下流の19万人余りが高台に避難している。
中国政府の30日の発表によると、四川大地震の死者は6万8858人、行方不明者は1万8618人となった。
四川省成都市の病院で被災者の治療に当たってきた日本の国際緊急援助隊・医療チームは6月2日に帰国することになった。
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