2008年05月30日(金) 12時14分
<迷惑メール法>成立 違反業者の罰金額大幅引き上げ(毎日新聞)
迷惑メールの規制を強化する「特定電子メール送信適正化法(迷惑メール法)」改正案が30日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。これまでは、受信者が再送信を拒否しない限り迷惑メールは違法とされず、業者がメールを送り続けることができた。改正法は受信者の事前同意を得ていない広告などのメールは原則禁止する。また、違反業者への罰金額の上限を100万円から3000万円へと大幅に引き上げる。
迷惑メールは多くが海外からの発信とされる。従来は海外発の迷惑メールを違法と認定できるか不明確だったが、改正法は適用対象となる。総務省が迷惑メール送信業者のメールアドレスなどの情報を外国政府に提供し、取り締まりを依頼できる規定も設けられた。【川口雅浩】
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