2008年05月30日(金) 12時30分
<個人情報>1千万人分入りCD−ROM所持 詐欺容疑の男(毎日新聞)
偽造した健康保険証を使って別人になりすましてオートバイをだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊に詐欺容疑などで逮捕された男が、延べ約1000万人の氏名や住所などの個人情報を記録したCD−ROMを所持していたことが分かった。高額所得者に関するリストなど100種類以上のリストが含まれていた。同隊は流出元の特定を急ぐとともに利用目的について追及する。
逮捕されたのは東京都葛飾区東新小岩5、保険代理店経営、保坂浩史被告(33)=別の詐欺罪などで起訴。
調べでは保坂容疑者は、杉並区に住む30代の会社員男性の個人情報を入手し、国民健康保険証を偽造。07年11月下旬、同区役所で男性の住民票などを取得してバイク販売店でローン契約を結び、オートバイ1台(約60万円相当)をだまし取った疑い。ほかにも同様の手口でオートバイ12台(約1000万円相当)を詐取したとみられる。
保坂容疑者は、約1000万人分の個人情報を約10枚のCD−ROMに記録し、知人宅に預けていた。一戸建てや集合住宅に住む居住者リストや、公務員の天下りリストも含まれていた。保坂容疑者は「インターネットの闇サイトで購入した」と供述しているという。【武内亮】
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