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2008年05月30日(金) 10時00分

川田亜子アナを自殺に追い込んだのは…日刊ゲンダイ

「豪華なホテルのロビーで優雅に幸せそうにしている方々を眺めながら、移りゆく景色に胸がきゅーとしめつけられます」
 東京・港区の路上に車を止め、練炭を燃やして命を絶った元TBSの川田亜子アナ(29)は、死の4日前、自分のブログにこう心境をつづっていた。白百合女子大を卒業後、02年にTBSに入社。誰もがうらやむ人生に見えたが、人知れぬ悩みを抱え込んでいたようだ。昨年からフリーに転身。誰でもいいから悩みを打ち明けたかったのか、ブログには「せつない」「苦痛」「体調が悪い」という言葉が続いた。周囲も気にしていた矢先の自殺だったのである。
 所属事務所のケイダッシュは、26日、「理由が皆目見当もつきません」(広報部)とマスコミ各社にファクスで通達したが、彼女を知る関係者は「ブログのほかにも、さまざまな兆候があった」と、こう話す。
「上昇志向が強かった川田アナはTBS時代から、バラエティーではなく報道キャスターを志望していました。しかし、アナウンススクールを出ていないことへのコンプレックスがあったほか、滑舌もいまひとつ。後輩の小林麻耶アナ(28)、青木裕子アナ(25)らに次々と先を越され、忸怩(じくじ)たる思いがあったようです。フリーになる直前くらいでしょうか、ある宴席で酒を飲みながら愚痴っていたことがありました。彼女は『あんたみたいなヘタクソって、職場でイジメられている』と弱っている様子でした」

●上昇志向の強さがアダか…
 上昇志向とコンプレックスの葛藤は誰にでもある。彼女もフリーに転身して、心機一転……と思ったのだろうが、オトコと仕事の悩みが追い打ちをかけたようだ。昨年6月には過去の男性関係を週刊誌に報じられ、翌月のテレビ番組では、自ら「大学時代に付き合っていた男性が忘れられない」と語り、混乱を見せた。そんな中、“本命”のオトコが浮上する。
「所属事務所ケイダッシュの大物幹部です。週刊誌に関係が報じられた。でも、最近はうまくいっていなかったようです。仕事の方も不調で、2本のレギュラー番組ではメーン司会ではなかった。仕事がうまくいかなければ、所属事務所にも迷惑がかかる。TBSの元同僚にも仕事の悩みを相談していました」(前出の関係者)
 女子アナの影の部分を見せつけられた思いがする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000002-gen-ent