女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えたとして、大阪府警は28日、いずれも消費者金融大手「プロミス」元社員、生駒孝次(40)=兵庫県西宮市泉町=と、丹羽大介(33)=同県宝塚市山本西2丁目=の両容疑者=別の集団準強姦(ごうかん)罪で起訴=を集団準強姦の疑いで再逮捕した。生駒容疑者は社内の顧客データを利用して被害女性を誘い出していたという。
生駒容疑者は「強姦はしていない」と否認し、丹羽容疑者は認めているという。
曽根崎署の調べでは、2人は昨年12月3日夜から翌日未明にかけて、大阪市北区のカラオケボックスで20代女性に睡眠薬を溶かしたアルコールを飲ませて意識を失わせ、送っていった女性宅で性的暴行を加えた疑い。
生駒容疑者は事件当時、プロミスで顧客データの管理を担当しており、被害者の友人の女性の名前や電話番号を入手して繰り返し食事に誘ったという。友人は、勤務先など自分のことを詳しく知っていることから、生駒容疑者を知人と思いこみ、被害者を連れて行ったという。友人は睡眠薬入りのアルコールを飲まなかった。
プロミスは両容疑者を25日付で解雇処分にした。
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