大阪市立大理学部付属植物園(大阪府交野市)で、幻の花と呼ばれる「プヤ ベルテロニアナ」が開花した。6年ぶりで、6月上旬まで楽しめる。
幻の花「ヒスイラン」=29日、大阪府交野市、森井英二郎撮影パイナップル科で、南米・アンデス山脈の3千メートル級高地が原産。青緑の花の色から「ヒスイラン」とも呼ばれ、約2.5メートルの花茎に約500の花とつぼみが連なる。
58年前の開園直後から育てているが、花が開いたのはわずか6回。次の再会がいつになるか分からない「高根の花」に、職員らはしばし仕事を忘れて見入っていた。