国連児童基金(ユニセフ)は28日、横浜市で「アフリカ子供白書2008—子供の生存」を発表した。06年に世界全体で5歳未満の乳幼児の死者は初めて1千万人を切ったが、半数の500万人がアフリカに集中し、1日に1万4千人が死亡していることを明らかにした。
TICADに合わせて初めて刊行。白書によると、サハラ以南では06年、6人に1人が5歳の誕生日を迎えられない状況だという。
アン・ベネマン事務局長は記者会見で「地域の総合的な保健システムが機能していれば死は防げる」と強調。食糧価格の高騰についても「1日1ドル以下で暮らす国の方が影響は大きい」と指摘した。(吉田美智子)
アサヒ・コムトップへhttp://www.asahi.com/international/update/0529/TKY200805290281.html