アフリカでの医学研究、医療活動分野での功績をたたえる政府の「第1回野口英世アフリカ賞」の授賞式が28日、横浜市内のホテルであった。受賞者2人に、それぞれ1億円の賞金が贈呈された。
長浜野口記念公園に着いたミリアム・ウェレさん(中央)とブライアン・グリーンウッド教授(左端)。右端は中田宏横浜市長=28日午後、横浜市金沢区長浜、松沢竜一撮影
受賞したのは、医学研究部門で、マラリアや感染症の研究活動で功績のあったブライアン・グリーンウッド英ロンドン大学衛生熱帯医学校教授(69)、医療活動部門で、女性や子どもの基礎医療サービスの提供に尽くしたケニアの慈善団体「ウジマ財団」共同創設者のミリアム・ウェレさん(68)。
同賞は小泉元首相が06年のアフリカ訪問を機に「ノーベル賞に匹敵する賞」をめざして創設。授賞式で小泉氏は「野口英世の探求心、使命感、勇気。これこそがアフリカの病の問題に立ち向かうために求められている」と語った。(蔵前勝久)
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