日産自動車は、27日発売した小型車「マーチ」の低価格版「マーチ コレット」で、カーボンオフセットを実施すると発表した。1台を販売するごとに、日産が二酸化炭素(CO2)1トン分の排出権を購入する。日本の温室効果ガス削減に貢献するねらい。
日産の「マーチ12Sコレット」
日産によると、自動車販売でカーボンオフセットに取り組むのは初めて。9月まで続ける予定。CO2の1トンは、コレットで8千キロ走った排出量に相当。1台につき約4200円で1トン分のCO2排出権を買い、非営利団体「日本カーボンオフセット」を通じて政府に届ける。排出権分は販売価格に上乗せせず、日産が負担する。
税込み価格は、排気量1.2リットルタイプが通常のマーチより20万2650円安い99万7500円、1.4リットルは同21万円安い119万7千円。(鈴木暁子)
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