27日朝、山口や福岡、佐賀県内で濃霧が発生した。山口県下関市では関門海峡がかすみ、対岸の北九州市の風景が見えなくなった。
普段は関門海峡越しに見渡せる対岸の北九州市が霧でほとんど見えなくなった=27日午前8時8分、山口県下関市あるかぽーと、堀川勝元撮影
下関地方気象台によると、四国沖から入ってきた暖かく湿った空気が冷やされたため発生したという。
第7管区海上保安本部によると、同日午前4時半ごろ、下関市彦島沖約1キロの関門海峡で、リベリア船籍のタンカー(約2万トン)が航路を示す灯浮標に衝突。同7時ごろには、北九州市若松区の若松洞海湾口の沖約1キロの関門海峡でも、ともに韓国船籍の2千トン級貨物船同士が衝突した。2件とも、けが人や油の流出はなかったという。当時、海峡は濃霧で視界が1キロ未満だった。
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