福島県郡山市で26日夕、市内に住む小学5年生の女児(10)の行方が分からなくなる事件があり、届け出を受けた郡山北署が捜査していたところ、27日午前5時半ごろ、自宅近くで女児が1人で歩いているのを祖父(62)が見つけ、保護した。同署は、「自分がやった」と同7時すぎに交番に出頭した市内の工員、国分健一容疑者(27)を略取の疑いで逮捕した。
調べでは、国分容疑者は26日夕方から27日朝まで、女児を車に無理やり乗せて連れ回した疑い。「わいせつ目的で連れ去った」という趣旨の供述をしているという。女児は自宅近くで国分容疑者の車から降ろされたとみられる。
女児は26日午後4時半ごろ、クラブ活動後に小学校から徒歩で帰宅したが、夕方までに自宅に戻らず、午後8時ごろに両親が警察に届け出た。同7時15分ごろ、母親から連絡を受けた学校も全職員で通学路などを捜していた。女児は普段、帰宅方向が同じ同級生と2人で下校していたが、この日は同級生が欠席したため、1人で下校したという。
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