日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は27日、東京・国技館に白鵬、朝青龍の両横綱を呼び、夏場所千秋楽での両者の取組後の振る舞いで、横綱としての品格を欠く部分があったとして、注意した。
問題の一番は、引き落としで勝負がついた後に勝った朝青龍が両手をついている白鵬に体をぶつけ、両手でダメを押した。白鵬が起きあがる際に右肩で押し返し、その時に朝青龍の右手が白鵬の顔面に入った。その後、両横綱が土俵上でにらみあった。
理事長は「朝青龍は動きの中での流れ。やり返した白鵬が悪い」として、26日に白鵬のみに師匠の宮城野親方(元十両金親)を通じて注意を与えた。しかし、その後の横綱審議委員会で全委員から「両成敗にすべきだ」と求められ、方針を変えた。
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